新 武蔵野人文資源研究所日報

旧武蔵野人文資源研究所日報・同annex移行統合版

今日では新聞といへば編輯の方だけ世間から認められ、印刷の方は一向何ともいはれないが、この頃は、編輯長に対して印刷長といふものが置かれ、この方には寧しろ編輯長より立派な人物を据ゑたものだ。高畠藍泉染崎延房仮名垣魯文等第一流(当時では)の文学者が一度も二度も各新聞の印刷長に置名してゐる。

柳田泉『随筆明治文学 2』平凡社刊、211頁)

仮名垣魯文印刷長!(笑