新 武蔵野人文資源研究所日報

旧武蔵野人文資源研究所日報・同annex移行統合版

本日偶々「チャタレー」裁判資料精読中吉田精一豊島與志雄青野季吉波多野完治宮城音弥吉田健一福原麟太郎福田恆存中島健蔵等々錚々たる弁護陣に立ち混じり一介の読書家女子高校生曾根千代子さん証人として敢然と証言するを発見感銘「私達には性というものの感覚が非常にきたならしいものだと思いました。ですからきたならしいということは、自分でそういう行為をするということですね、例えばそれが正常な結婚であっても、そういうようなときにはきたならしいことをするのは危険なことだ、恐ろしいことだ、そういうように感じていたわけです」「性というものは今まで私達には恐ろしいとか、ただわからない、そういうような問題が具体的によくわかりましたし、それから人間の性という問題が、人間のネーチュアーとして極めて美しいものであることを感じました」